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【Vol.687】階段の上り下りでの息切れやくずれがちな姿勢の裏に潜む古い空気を溜め込む肺の弾力低下と新鮮な酸素を全身に巡らせる胸郭のほぐし方

こんにちは。スモールジム阿佐ヶ谷トレーナーの黒澤です。

 

ちょっとした階段の上り下りや荷物を持った移動のときに、以前よりもすぐに息が上がってしまったり、深く息を吸い込めないような窮屈さを胸のあたりに覚えたりすることはありませんか。

 

「年齢を重ねて体力が落ちてきたから仕方ががない」と自分を納得させ、息苦しさを感じても特に深く気に留めずにそのままやり過ごそうとする様子は、多くの方が経験されているごく自然な受け止め方だと思います。

 

しかし、その息切れの本当の原因は、単なる脚力や体力の衰えだけではなく、肺を包み込んでいる胸のケージがカチカチに固まり、肺の中に古い空気が常に多く残ってしまう状態にあるのかもしれません。

 

22年の指導現場で3万人以上の動ける体作りをサポートしてきた経験から言っても、私たちは1日に約2万回もの呼吸を無意識に繰り返していますが、その効率が落ちるだけで全身の活力は驚くほど低下してしまいます。

 

この記事を最後までゆっくりと読み進めていただくことで、肺が自ら膨らむことができない風船のような仕組みであることや、呼吸をスムーズにするための周囲の筋肉のほぐし方がすっきりと分かります。「苦しいからとにかくたくさん息を吸い込もう」と、肩をすくめて無理に引き算の呼吸を頑張り続ける、体に負担をかける悪循環はもう終わりにしましょう。

 

まずは潰れがちな背すじをすっと伸ばして胸の周りの柔軟性を呼び覚まし、肺の中に溜まった古い残気をごっそりと吐き切る深呼吸の習慣を日々の生活の中に新しく作ってあげること。

それこそが、何歳からでも体の中に新鮮な酸素をたっぷりと行き渡らせ、毎日を息切れすることなくハツラツと元気に動き回るための、最も手軽で大切な一歩になります。

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目次

  1. 自ら膨らむことのできない肺の仕組みと呼吸を動かす周囲の筋肉の役割
  2. 加齢によって失われる肺のゴム弾性と古い空気が体内に残る機能的残気量
  3. 呼吸の機能や姿勢の関連性をめぐる3つの一般的な思い込みと正しい視点
  4. 4人までの少人数制で理想の体力を育む:スモールジム阿佐ヶ谷のご紹介
  5. 今回の記事をまとめると
  6. 疑問を解消するQAコーナー

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1. 自ら膨らむことのできない肺の仕組みと呼吸を動かす周囲の筋肉の役割

私たちの生命を支える呼吸ですが、主役であるはずの肺そのものは、自力で大きく広がる能力を一切持っていません。

肺はまさに自ら膨らまない風船のような性質の臓器であり、外側から空気の圧力を変化させてあげない限りは、ただのしぼんだ膜の塊に過ぎないわけです。

 

この風船を外側からしっかりと引っ張って広げ、中に空気を滑り込ませる役目を力強く担っているのが、胸の周辺に張り巡らされた呼吸筋と呼ばれる筋肉のグループになります。その代表格が、肋骨の一本一本の隙間を細かくつないでいる肋間筋や、胸とお腹の境界線にテントのように張られている横隔膜という非常に重要なインナーマッスルです。

 

横隔膜がカチッと収縮して下の方へと下がると、それに連動して胸郭が大きく広がり、風船の中に自然と外の空気が引き込まれて息が吸い込まれます。逆に横隔膜の力が抜けて元の上の位置へと戻っていくと、今度はお腹の周りを腹巻きのように包んでいる腹横筋などの筋肉が優しくアシストを行い、息が外へと吐き出されていく仕組みです。

 

日常の普通の薄い呼吸ではこれらの動きを実感することは難しいですが、胸の周りの弾力が失われると、それだけで1日に約2万回行うガス交換の効率が目に見えて落ちてしまいます。

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2. 加齢によって失われる肺のゴム弾性と古い空気が体内に残る機能的残気量

肺には広げられた後に自ら元へと縮まろうとするゴムのような弾性がありますが、この力は年齢と共に少しずつ変化していきます。

一度大きく膨らんだ肺は、前半の段階では自らのしなやかな縮む力を使い、後半になるとお腹の筋肉がしっかりと働くことで中の空気を綺麗に吐き出せるのが理想です。

 

ところが、この肺の柔軟なゴムのような弾力は、経年変化によって少しずつハリが失われて硬くなり、元の大きさにまで十分に縮みきることが難しくなっていきます。大きく息を吸い込むことはできても、風船の戻りが悪いために中の空気をしっかりと外に押し出すことができず、結果として吐き出せる換気の量が低下してしまうわけです。

 

普通の呼吸で息を吸ったとき、取り込んだ約500mlの空気のうち、実際に肺の奥まで届いてエネルギー代謝に使われるのは約350mlほどしかありません。さらに息を吐くときにも、肺がペチャンコに潰れてしまうのを防ぐために、あえて体の中に一定の空気を残しておくシステムがあり、これを機能的残気量と呼びます。

 

年齢と共に肺の縮むゴムの力が弱まると、この肺の中に居座り続ける古い空気の量がどんどん多くなってしまい、新しく吸い込めるスペースの余裕が狭まってしまうわけです。

 

中に古い空気が常にパンパンに詰まった過膨張気味の肺のままだと、少し体を動かしただけで換気の幅が足りなくなり、すぐに息が乱れてハァハァと肩で息をする羽目になります。この滞った状態をすっきりとリセットして肺の中を新鮮な酸素で満たすためには、1日に一度もやっていないかもしれない深い深呼吸を意図的に行い、肺を大きく伸縮させることが不可欠です。

 

普段から姿勢を正して肺がしっかりと動くスペースを確保し、胸を大きく開く軽い運動やストレッチをこまめに取り入れることが、錆びつかない呼吸器を作るための秘訣になります。

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3. 呼吸の機能や姿勢の関連性をめぐる3つの一般的な思い込みと正しい視点

元気な毎日を過ごすためのベースとなる呼吸において、多くの人がつい信じ込んでしまいがちな代表的なズレをここで分かりやすく整理しておきましょう。

 

息苦しさや階段での息切れを感じたときは体の中に酸素が足りていない証拠だからとにかく大きな声を出して一気に息を吸い込むことだけを意識すれば解決するという思い込み

 

肺の中に古い空気がたくさん残ってしまっている状態では、いくら上から無理に新しい空気を吸い込もうとしても、スペースが満杯なのでそれ以上中に入っていきません。上手く吸えないというトラブルの根本的な原因は、実はその前段階の「上手く吐き切れていない」という点に隠されているケースが非常に多いと考えられます。

 

吸うことばかりに気を取られるのをやめて、まずはお腹をへこませながら口から細く長く息をしっかりと吐き出し、肺の残気を空っぽにする心地よい引き算を意識してください。

 

肺のゴムのような柔軟性や縮む弾力は経年によってどれだけ低下してしまったとしてもハードな筋トレや過酷な持久走を毎日行えば20代の頃と全く同じレベルまで完全に若返らせることができるという思い込み

 

肺そのものの組織が持つ固有のゴム弾性については、残念ながら年齢による変化に抗うことが難しく、アンチエイジングの効果が届きにくいデリケートな部分であるとされています。しかし、だからといって諦める必要は全くなく、肺を外側から支えて動かしている肋間筋などの呼吸筋や、胸郭の周りの柔軟性をほぐしてあげることで、換気の能力は十分にカバー可能です。

 

無理な強度の運動で自分を追い詰めるのをやめて、普段からラジオ体操のように両手を大きく広げて胸を開く優しいストレッチを行い、呼吸の通り道を柔らかく保つ工夫をしてみましょう。

 

背中を丸めた猫背の姿勢のままで毎日デスクワークや家事をだらだらと続けていたとしても肺の換気能力や自律神経のバランスには1ミリも悪影響は出ないという思い込み

 

背中が丸まって顎が前に突き出た姿勢になると、胸郭が上から押し潰された形ではまり込んでしまい、肺が大きく膨らんだり縮んだりするための物理的なスペースが奪われてしまいます。周囲の筋肉が縮こまったままだと、本来使うべき横隔膜がうまく働かなくなり、首や肩の筋肉を強引にすくみ上げて行う浅いパニックのような呼吸に陥りやすくなるわけです。

 

姿勢の崩れをただの見た目の問題として片付けるのをやめて、まずは座る際にお尻の骨をしっかりと立て、肺がストレスなくのびのびと動かせる正しい骨格のポジションを意識してください。

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4. 4人までの少人数制で理想の体力を育む:スモールジム阿佐ヶ谷のご紹介

「少し歩くだけで息が切れるので、外で運動をするのが恥ずかしい」「猫背を直したいけれど、一人だとすぐに元の楽な姿勢に戻ってしまう」とお悩みではありませんか。

 

スモールジム阿佐ヶ谷は、息が苦しくなるような過激な有酸素運動を強いることなく、正しい姿勢の基礎となる体幹の筋肉を優しく目覚めさせ、深く心地よい呼吸を取り戻す場所です。22年の指導の中でたくさんの方々の姿勢や体力の変化を見届けてきたトレーナーが、あなたの日頃の座り方の癖や筋力のレベルを丁寧に汲み取り、無理のない安全なメニューをご案内します。

 

スモールジム阿佐ヶ谷が選ばれる理由

  • 4人までの少人数制:周囲のハイスピードな動きに圧倒されることなく、トレーナーの目がしっかりと行き届く静かでアットホームな環境のため、運動が苦手な方でも安心です。
  • 22年の実績に裏打ちされた安全性の重視:姿勢改善士などの特定の資格者はいませんが、関節の仕組みに基づいた正しい背骨の伸ばし方をお伝えするため、体に無理な負担がかかりません。
  • 40代から70代の方が笑顔で無理なく続けられる工夫:3D姿勢評価などの難しい測定器で頭を悩ませることもなく、週に1回、ご自身の体力に合わせた心地よい運動で全身の巡りがすっきりと改善します。

「浅い呼吸で体が常にガチガチに緊張し、疲れが全く抜けないまま我慢を続ける毎日の悪循環」から、そろそろ抜け出しませんか。

スモールジム阿佐ヶ谷で、最大4人という落ち着いた贅沢な空間に身を置き、プロの確かなサポートのもとで胸郭をハツラツと広げる正しい全身運動を学びながら、何歳からでも軽やかに動ける元気な体を手に入れましょう。

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5. 今回の記事をまとめると

  • 肺は自力で膨らむことができないため、肋間筋や横隔膜といった周囲の呼吸筋がスムーズに動くための胸郭の柔らかさと正しい姿勢を日頃から維持することが健やかな呼吸の大前提となります。
  • 加齢によって肺のゴム弾性が低下すると、吐き出せない古い空気の量(機能的残気量)が肺の中に多く残ってしまい、換気の幅が狭まることで息切れを招きやすくなるため、意識的な深呼吸が必要です。
  • スモールジム阿佐ヶ谷では、最大4人までの落ち着いた少人数制の環境の中で、22年のキャリアを持つトレーナーが皆様の骨格の崩れを優しく整える全身運動を指導し、深い呼吸ができる健やかな体作りを支えます。

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6. 疑問を解消するQAコーナー

 

Q. 普段の自分の呼吸が浅いのか深いのかを自分で簡単にチェックできる目安のようなものはありますか。

 

A. 一番分かりやすい目安としては、リラックスして椅子に腰掛けているときに、ご自身の「肩」や「鎖骨」のあたりが息を吸うたびに上下に大きくすくみ上がっていないかを確認してみてください。もし、普通に呼吸をしているだけなのに肩が激しく動いているようであれば、それはお腹の横隔膜がサボってしまい、首や肩の筋肉を強引に使って風船を引っ張り上げている浅い呼吸のサインです。また、息を口から「ふーっ」と限界まで吐き出そうとしたときに、5秒も持たずにすぐに苦しくなってしまう場合も、肺の中に古い空気が残って硬くなっている可能性が考えられます。

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Q. 姿勢を良くして有酸素運動を始めたいのですが、ウォーキングのときには呼吸の仕方に何か決まったリズムを意識すべきでしょうか。

 

A. よく「2回吸って2回吐く」といった細かいルールが語られることがありますが、最初はそこまで神経質にガチガチに合わせようとしなくても全く問題ありません。それよりも大切なのは、背すじをすっと伸ばして目線をまっすぐ前に向け、胸がしっかりと開いた状態でリラックスして歩く姿勢そのものになります。その綺麗なフォームを保ったままで、まずは「吸うことよりも、少し長めに息を吐き出すこと」を意識していただくと、自然と横隔膜が大きく上下に動くようになり、苦しさを感じずに長い距離をハツラツと歩けるようになるはずです。

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Q. 70代になってから少し動くだけで肩で息をするようになり運動が怖いです。スモールジム阿佐ヶ谷の4人までの運動についていけるでしょうか。

 

A. はい、もちろん心配は全くいりませんし、大歓迎です。私たちのジムを訪れる多くの方々が、最初は同じように「息切れが心配」「周りに迷惑をかけたらどうしよう」という不安を抱えていらっしゃいます。最大4人までの少人数制だからこそ、途中で息が上がったらご自身のタイミングでいつでも自由に休憩を挟んでいただけますし、トレーナーが真横で呼吸のペースに合わせた優しいストレッチから丁寧にお伝えします。大人数のスポーツクラブのように激しい音楽に合わせて置いていかれるようなことは絶対にございませんので、安心して一歩を踏み出してみてください。