
こんにちは!スモールジム阿佐ヶ谷代表の菅原です。
「将来の認知症が心配だから、毎日欠かさずウォーキングをしている」
もしあなたがそう考えているなら、素晴らしい心がけです。しかし、実はその努力、少しだけもったいないかもしれません。
なぜなら、軽く歩くだけの運動では、脳のパフォーマンスを最大限に引き出すには不十分だからです。
この度、私は「新しい時代の認知症予防と地域共生社会」をテーマにした学会にて、運動による認知症予防の最前線についてお話しする機会をいただきました。今回はその内容を少しだけ先行公開します。
脳を育てる魔法の物質「BDNF」とは?
私たちが体を動かすことで、脳内には「BDNF(脳由来神経栄養因子)」という特別な物質が分泌されます。このBDNFこそが、脳を活性化させ、認知症予防に不可欠な鍵を握っています。
BDNFは、例えるなら「脳の肥料」のような存在。脳の記憶を司る海馬の神経細胞を増やし、細胞同士のつながりであるシナプスの結合を強める働きがあります。これにより、脳の老化を防ぎ、新しい学習能力や記憶力を高める効果が期待できるのです。
しかし、この魔法の物質BDNFは、ただ体を動かすだけでは十分に分泌されません。
なぜ『歩くだけ』では不十分なのか?
BDNFを効率よく分泌させるには、「中強度程度」の運動が必要です。軽く息が上がる程度の早歩きや、少し負荷をかけた筋力トレーニングがこれにあたります。
残念ながら、誰かと会話しながらゆっくりと歩くような軽度な運動では、BDNFの発現が限定的であることがわかっています。
重要なのは、「個々の体力レベルに合わせた、少し頑張る運動」なのです。
講演会のお知らせ
個々の体に合わせた運動こそが、認知症予防効果を最大化する。この重要なテーマについて、2025年9月12日(金)と14日(日)に、都市センターホテルで行われる講演会で発表します。
運動は、ただ体を鍛えるだけではありません。正しく行うことで、脳の健康を保ち、将来の不安を払拭する最高の手段となります。
認知症予防にはスモールジム阿佐ヶ谷です。
スモールジム阿佐ヶ谷では、お客様一人ひとりの体力や目標に合わせた、最適な運動プログラムを提供しています。
「中強度運動」と一口に言っても、その基準は人それぞれです。私たちは、セミパーソナルという少人数制の環境で、専門トレーナーがあなたの状態を細かく把握し、脳が喜ぶ効果的な運動をご提案します。
「自分に合った運動」が分からない方、より効果的な認知症予防を始めたい方は、ぜひこの機会に講演にお越しください。正しい知識と専門的なサポートが、あなたの未来を明るくします。